【解決事例】数次相続が絡む複雑な不動産と預貯金の手続きも、専門家のサポートで円滑に完了した事例
- 2026.07.27
1. 状況
相談者:60代の女性で、配偶者は2年前に他界されました。お子様は息子さんが二人いらっしゃいます。
相談内容:亡くなられた配偶者名義の建物の相続登記に加え、すでに亡くなられた配偶者の母名義の土地、さらに約30年前に亡くなられた父名義の建物の保存登記についてご相談をいただきました。
相談の背景:ご家族が長年暮らしてこられた土地や建物の名義が複雑に入り組んでおり、相続登記が長年行われていない状態でした。配偶者の父母はすでに他界されており、そのお子様である配偶者もすでに亡くなられていたため、いわゆる「数次相続」の状態にありました。
相談者様は、「このままでは名義関係が不明確なままになってしまう。将来、息子たちに迷惑をかけたくない」と考え、相続関係を整理して安心できる形に整えることを目的に、専門家へのご依頼を決意されました。
2. 相続手続きの設計
最初に、被相続人である配偶者の父・母・配偶者の三名分の戸籍や除籍謄本をすべて収集し、法定相続情報一覧図を作成しました。被相続人が三名に及ぶため、それぞれについて個別に遺産分割協議書を作成する必要がありました。預貯金の解約についても、依頼者様が何度も金融機関へ足を運ぶ必要がないよう、司法書士が一括でサポートいたしました。
長年放置されていた不動産の名義を現在のご家族へ正しく移転し、将来的な売却や管理を円滑に行えるようにすること、また、数次相続による複雑な権利関係を整理して、今後のトラブルを未然に防ぐことを目的としました。
相続財産には、母名義の土地2筆と複数の預貯金、父名義の建物(表題登記のみ)、そして配偶者名義の建物が含まれていました。祖父母(配偶者の父母)の土地や建物については、依頼人の息子二人がそれぞれ取得されることになり、預貯金については祖父母の子3人で3等分する形としました。配偶者がすでに亡くなられていたため、その持分は依頼人が数次相続により承継しました。配偶者名義の建物は、依頼人が単独で取得されました。
配偶者の父母の相続人は3人の子どもであり、そのうちの1人(依頼人の配偶者)はすでに死亡していました。そのため、配偶者の相続人である依頼人と息子二人が代わって相続する形になります。これらの関係を丁寧に整理し、相続登記・預貯金手続きを同時に進めることで、すべての相続手続きをスムーズに完了させることができました。
3. 相続手続きを行うメリット
- まず、相続登記が完了したことで、依頼人ご自身が安心して不動産を管理・活用できるようになりました。名義が故人のままでは、売却・担保設定・リフォーム補助金の申請などの手続きが行えませんが、名義変更後はこれらの手続きも円滑に行えるようになりました。
さらに、預貯金の手続きについても司法書士が窓口対応を代行したことで、複数の銀行に出向く手間が省け、時間的にも精神的にも大きな負担軽減につながりました。
4. まとめ
今回のケースでは、長年放置され「数次相続」が発生し権利関係が複雑になっていた不動産や預貯金について、専門家が戸籍収集から遺産分割協議書の作成、不動産の名義変更、預貯金の解約までを一括してサポートいたしました。結果として、将来お子様たちに負担を残すことなく、安心できる形で財産を引き継ぐことができました。
相続登記を長年放置してしまうと、次々と相続が発生する「数次相続」となり、権利関係が複雑化して手続きが非常に困難になるケースが少なくありません。今回の相談者様のように「将来、子どもたちに迷惑をかけたくない」とお考えの場合は、早めに専門家へご相談いただくことをお勧めします。当事務所では、複雑な相続関係の整理から名義変更までワンストップで対応可能です。お悩みの際は、ぜひ一度ご相談ください。
当事務所では相続手続きを丸ごとサポート
当事務所では不動産の名義変更のみならず、預金や株の相続手続きなど、相続に関する手続きは丸ごとサポートさせていただきます。
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相続税申告に必要な書類と、相続手続きに必要な書類が重複する場合は、当事務所から税理士にお渡しいたしますので、手続きを楽に費用も抑えて依頼することができます。
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